Line

――背、伸びたんじゃない？

同じ寮に住む寮生の一人に、そんなことを言われた。
『伸びた』と言われても実感はなかった。
背を測る、という行為をやった記憶がないのもあるし、昔住んでいた場所では、自分はいつでも「小柄な子供」で、まわりは背の高い大人か、痩せた子供達しかいなかった。
それに、服のサイズなどもあまり変わった記憶はない。

「測ったことがあまりないから、分からないや」

そう返すと、その寮生は一旦どこかに姿を消し、すぐに巻き尺と厚めの本を片手に戻ってきた。

――じゃあ、測ってやるから、そこの柱んとこで背筋伸ばして立ってな。

なんでも日本では『柱のところで背を測り、その場所に横線で傷を付けてどれだけ伸びたか確かめる』という、伝統だか風習だか……そう言うものがあるんだそうだ。
小さい子供達に、両親や祖父母に当たる人達がやるらしい。
寮生は、この場にいない『親』の代わりに、テキパキと作業を進める。
背筋を伸ばして立っている頭の上に、壁に沿わせて本を置いて、本の下の部分を定規に線を引く。
その後は、その線から床までの長さを巻き尺で測る。

7月の頭に、学園で測らされた時の身長は155.2cm。
8月の頭に、寮生の手によって測った身長は……

――156……には一歩足りてないな。155.9cmか。

思いの外、伸びていたことに驚いた。
これが普通なのかと思って聞けば、普通よりは伸びている方らしい。

――成長期なんだな……このまま伸びたらすぐに服とか合わなくなるぞ？

それはちょっと困るなぁと思いつつ、急に伸び始めた背の原因を考える。
……意外と簡単に答えは出た。

「やっぱり、栄養をとるって大事なんだね」
――は？
「いや、なんでもないよ。また測ってね」
――おう、構わないぜ。また２、３ヶ月くらいしたらいいな。

測ってくれた寮生と別れ、セピアはさっきまで本の乗っていた自分の頭に手を当てる。
貧しかった祖国での生活が思い出される。
貧しいと言えば、今でも貧しい。けれども、貧しさの基準が違う。
食い繋ぐために死線を綱渡りしなければならなかった国。
貧しくとも、最低限の生活は保障される国。
その差は大きいのだろう。

「けど、困ったな。　せっかく、母さんに似てきたのに」

背が伸びれば顔立ちも変わる。
尾のように伸びた髪の先を弄りながら、セピアは一人呟いた。

柱には、少し高い位置に引かれた真新しいラインが一つ。

本当は一ヶ月経ってないんだけどね……けっこう伸びてたみたいだよ。
成長期に差し掛かってきたのかな？
男の子も女の子も、伸びる時期は月に1cm以上とか、普通に伸びるらしいね。
夏休みを空けたら、背丈が変わっていたとかも多いって聞くし……すごいね。

私はどこまで伸びるだろうね。
母さんは今の私よりも少し背が高いくらいだったような気がするし、あの男は私よりも随分高いし、どちらに似るかによるのかもしれない。
背が高くなるのはうれしいよ。
けれど、あんまり伸びると、せっかく母さんの似てるのにもったいない気がするな。

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夏季大会スタート

第22回黙示録から夏季大会になるね。
全部で四回。
同じチームで参加は、もしかしたら三回になるかもしれないけれど、みんなで乗り切ろう。

あ、第22回は大丈夫だと思うけど、第23回の間は今日引き受けた依頼の関係で幸運度が少し下がるかもしれないね。
普段は後方射撃だから大丈夫だけど、凌駕率とかに影響が出るから少し心配かな。
本当は第24回が終わった後に入る予定だったんだけれど、色々とタイミングが合っちゃってね（苦笑）

じゃあ、今回のマップについて軽く、私なりの考えでも書いておこうかな？

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※ この画像は、株式会社トミーウォーカーの運営する
　  『シルバーレイン』のサイトより抜粋しています。
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これが今回のマップだね。
えーと……壁も何もなしで、相手までたったの二、三歩……『即殴りマップ』っていうのかなぁ？（汗笑）
夏仕様らしいから、周りの青は多分水なんだと思うよ。
この範囲から出られないとすると……範囲攻撃も射撃攻撃も全部必中だね。
1ターンで端から端まで歩けそうだし、体力のない私としては少し辛いシチュエーションかな？
クレセントファングで近接になるか、ギリギリまで下がって魔弾を打つか、悩みどころだよ。
マジカルロッドを使わなくても大丈夫そうなところは幸運なんだけど（苦笑）
アスカやイザヤ、サクラの意見も聞いてみないとね。

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ネコ占い……かい？

アスカのところで見つけてみたから、ちょっとやってみたよ。
『にゃんにゃん分析』だったかな？



「羽崎セピア」のにゃんにゃん分析結果

えーと、なんか本当に私っぽい感じだね。
ちょっと茶目っ気があるけど……目の色が似てるかもしれない。
けど、やんちゃな子ネコなのかなぁ、私って（苦笑）

イヌの方もやってみたけど、居眠りわんこだったからこっちだけ載せてみたよ。

背後さん擬きです。
擬きというのも、セピアは勝手に動いてくれる便利な性格の子だからです（笑）

ネコ占い、やってみました。
出てきた画像を見て、背後が納得したのは言うまでもなし。
うん、セピアっぽい……。
動物に喩えると、ヤッパリネコ科系なんでしょうね、彼。


余談ですが、背後はしょっちゅうセピアの性別と一人称を忘れます。
見た目がアレですし、一人称が「私」で……けれど、男の子だと認識したらしたらで一人称を「ボク」と書こうとしたり……（爆死）
GTに行くたびに再認識させられます。
IGCなしのキャラ像は性別誤魔化せませんし、なにより男子制服系のアイテムが手に入るので＾＾；

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第21回学園黙示録

個人的な参加記録だと、三回目に当たる黙示録だね。
『騒霊調査団　―Ｐ．Ｉ．Ｇ― 』のプール企画だと、アスカ、サクラ、イザヤを入れた四人で組んだ『眠れる森の豚』の第一週目に当たるかな？
私はあまりレベルが高くなかったから……後衛に回る形で参戦させてもらったよ。
それじゃ、結果を。

【黙示録予選】
一回戦はシード権で、戦ったのは二回戦かな？
相手はけっこう強敵で……43ターンまで粘ったけど負けてしまったね。
みんなも頑張ってくれたけど、私が最後まで残ってしまって、ダメージを与えることはできなかったね。残念（苦笑）
巡り合わせも重要なのかも知れないね。

【BC】
バトルカーニバルは一勝できたね。
チームの戦闘能力を合わせてるから、予選と違ってすごく強いチームとぶつかるって事はないんだけれど、こっちも巡り合わせが重要だね。
一戦目でアスカが倒れてしまって、二戦目で敗退。
やっぱり私が残っちゃった……後衛ってこういう時に粘らないといけないのにね。
残り１：１対決だったんだけど、競り負けてしまって二戦目は勝てなかった。
ちょっと心残りかな……。


予選とBCを見た感じだと、『魔弾の射手』回復量が少ないのがネックになってしまうね。
射撃武器でないと後衛は上手く成り立たないけど、今のジョブで射撃武器を装備すると気魄が関係する魔弾の射手が使いづらい……悩みどころだね。
炎の魔弾も効果が薄かったし……雷の魔弾に変えてみようかな？

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三日坊主とは言わないけれど

一ヶ月とか空けないようにね、背後さん？

試しにBlogを一つ借りてみたよ。
まだ私は日本語になれてないからね。
口調が定まらないのを少しでも補正しようとか、そういう目的らしいよ？
あとはちょっとした覚え書きだね。
けっこうゆっくりペースだと思うけれど、気が向いたら覗きに来てくれるとうれしいかな？

今ある話題は……結社についてとBUについてかな？
今日は結社について、で。

私が所属している結社は、今のところ二つだね。
三つ目も考えているけど、まだ良さそうなところはないんだ。
勧誘は歓迎。行くかどうかは、私が気に入るかどうかにかかってるけどね（笑）

【LIVE　4・U】
⇒最初に入った結社だね。
　音楽が好きだから、そちらに関係する結社に入ろうかと考えて、
　このライブハウスを選んだかな？
　フリッカーじゃなくてもいいっていうことと、小規模だったところがポイント。
　大所帯にいきなり入っても、名前を覚えきれないからね（苦笑）
　マツカ絵師様がブームな結社でもあるかも。
　これからもよろしくね。

【騒霊調査団　―Ｐ．Ｉ．Ｇ―】
⇒次に入った結社。
　世界事情や情報に強い結社だね。
　ここでは黙示録企画でお世話になっているよ。
　ルーマニアにいた頃から能力を使っていたけど、私はまだまだ雛だから、
　しばらくはここで自分の能力を鍛えるつもりにしているかな？
　短期になるか長期になるかは未定。
　少なくとも、あと三週間ちょっとはメンバーのアスカ、イザヤ、サクラと
　頑張るよ。

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