少し忙しいね。

学園全体が慌ただしくなってきたからかな？
竜宮城決戦が近くて、作戦会議場にみんな夜遅くまで集まっているね。
私は結局、話し合いの場には参加しなかったね。
流れが早すぎて追いつけなかったのもあるけど、別の依頼を平行していたのが一番大きいかな？

あまり私は器用ではないから、二つ以上のことを完璧にこなすとか、できないからね。
だから、慣れた人に竜宮城決戦の大枠は任せる形になってしまったね。
けれど、事前に何もできない分、当日はできる限り手伝うつもりでいるよ。
応援でも戦闘でも、何かは手伝えるはずだからね。

それじゃ、今日はこのくらいで。

最後のBCと見つけてきたもの

今のチームでは明日が最後だね。
私は次も継続のつもりなんだけど、他のみんなはどうなるかな？
また一緒だとうれしいけれど、これはみんな都合があるしね。
イチゴイチエ……あ、『一期一会』だね。
日本にはこういう言葉もあるって教わったよ。
一生に一度しかない出会いのことで、だからこそ大切にしなさいって意味かな？
出会えた縁を大切に。
みんな、4週間どうもありがとう。

と、話はだいぶ変わるけれど。
背後さんが今日、大型ショッピングセンターまで行ってたんだけど、そこでちょっと見つけてきたものがあるらしいよ。
続きはその見つけてきたものだね。

ハンガーに掛かってるからわかりにくいけれど、私が着ている服によく似てるものだね。
白地で肩の出るオーバーサイズのシャツで外字新聞のような模様が、背後さんの設定だったかな？
タンクトップは元々持っていた物らしいけれど、合わせると本当に私と似ている格好になるね。
偶然見つけたらしいから、背後の方が驚いていたそうだけどね。

オフ会、これ着ていくのかな？（苦笑）

Close

Homework

カリカリカリと、鉛筆を静かに走らせる音が、静かな空間に響く。
古びた紙をたくさん集めた独特の香りの漂う空間。
夏場であるのにほどよく涼しい環境。

夏休みの図書館はセピアが普段過ごす寮よりも快適な空間だった。
本を守るため一定に保たれた室温と湿度もそうであるし、静かな空間はそれだけで集中力が増す。
もっとも、同伴の寮仲間は静かすぎる空間が苦手らしく、あまり落ち着いた感じはしない。

「なぁ、まだやんのか？」
「もう飽きてしまったのかい？　夏休みの課題を終わらせるために来たのに」

向かい合って図書館の机を占領し、数学や英語、理科と、様々なプリント類を積んだ「まだできていない宿題の束」を徐々に減らすことが今日の『仕事』だ。
セピアの束は最初の1/5ほど。
寮仲間の少年の束は、まだ半分よりも高い。
頭の良さは両者ともそう変わらないため、集中力と要領の違いだろう。

「だって面倒じゃんか……おまえ、よく終わるよな」
「こういうものは早めにやる方が気が楽だからね。それに、ここじゃないと私は解くのが大変だからね」
「図書館限定って、暑がりか？」
「違うよ」

むしろ自分が暑いと言わんばかりに彼は下敷きでバタバタと扇ぎつつ、宿題をよそに話しかけてくる。
だから進まないんだよ？

「ここなら大きな辞書があるから、日本語を調べるのが楽なんだ」
「ああ、そういや外人だっけ？」
「うーん……正確に言うならハーフなんだけど、育ちはあちらだから。話すのはそこそこできるんだけど、書くのはやっぱり難しいし、漢字が出てこないこともある。平仮名ばかりのプリントとか、読めないしね」
「その割に現地語しゃべらないよな」
「これも練習だからね。それより、キミは早く仕上げなくていいのかな？　もう夏休みは少ないよ？」
「……ヤバイ実感だけはあるんだよな～」

なかなか進まない宿題に戻る寮仲間。
くすくすと笑いながら見守るセピア。
机の脇には厚めの辞書が二三冊。

みんなは宿題とか終わったのかい？
私はあと少しまでなんとか持って行けたかな。
やっぱり国語が難しいね。
逆に英語はまだ楽かな……いや、同じくらい難しいか。漢字を書かなくていいところは楽なんだけどね。
日本語の難しさはやっぱり漢字にあるんだと思う。
平仮名の並びだけじゃなくて、もっと複雑な形の記号で意味を表していくんだから。
音が全ての外国の言葉とは、少し違うね。
だから発音が少ないのかも知れないけど。

今週中に課題が終わったらいいな。
週末は、きっと忙しいからね。

Close

名前関係の依頼

「あなたのお名前、なんて言うの？」

今参加している依頼の名前だね。
わらべ歌のような歌い口調で聞いて来るみたいだね。
けれど、あの地縛霊の子は……名前、嫌いなのかな？
明るい名前もキレイな名前も、自分を消してしまう名前だからキライ。
……名前の意味に、影か何か、そう言う響きがあるのかもしれないね。
ずっと、昔の子なのかもしれない。
あまり暗い名前は、子供に付けたりしないからね。
食べるのに苦労する時代に生まれてしまった子供かも。
けれど、わざと凶事の名を付けて、福があるように祈った忌み言葉だったのかも。
この辺りは、分からないね。

私の名前は髪の色のまま。
セピア色の髪だから「セピア」。
産まれてすぐ名付けられた訳じゃなくて、少し経ってから付けられたためみたいだね。
ルーマニアだと、聖人の名前とか、花の名前を付ける人が多いから、少し珍しいかもしれない。
母さんの名前、『ヴィオリカ』は日本語で言うとスミレだしね。
私の名前には、どういう願いがこめられていたんだろうね。

竜宮城決戦

今月末……かな？
夏休みが明ける前に、大規模な戦いが行われるね。
私は『土蜘蛛戦争』という前の戦いをよく知らない。
その後の、ちょうど春休みが終わって新年度が始まってからこの学校に入学したから、今回が私にとっては初めての戦いになるね。

前は来訪者の一つとやり合ったって聞くけれど、今回は違うようだね。
ゴーストタウンをひどく大きくした物……と考えていいかな？
けれど、一筋縄でいかない。
今分かっている中も、かなり年月を重ねたゴーストが見れたから、難しいことには変わりないね（苦笑）

続きは背後さんだよ。

夏休みの終わりにリアルタイムイベントが来ましたね。
メガリスを破壊する本格的な掃討戦……海の中なので、使わなければ無理だったのでしょう。
ポジションを分けて戦って、メガリスを奪取し囚われた主の青年を助け出すことが成功条件になりそうですね。
しかし……試しにマッピングはしてみましたが、案外ややこしいですね。

セピアの参加有無ですが、背後に余裕がありそうなら参加です。
リアルタイムイベントは意外と疲れるので……もしかすると真ん中のターン当たりで力尽きそうな予感も……大丈夫かしら（苦笑い）
とりあえず、軽くマップだけ書いてみたので貼っておきます。


≪竜宮城決戦MAP≫

(2)深海魚の水域　←　(1)侵入開始ポイント
　　　　 ↓　　　　　　　　　　　　　   ↓
(4) 玉砂利の道　 ←　 (3)海底地獄地帯
　　　　 ↓
(5) 竜宮城外伝（4ターン）
　　　　 ↓
(8) 七色珊瑚の演舞場
　　　　 ↓  
(11)竜宮城本殿（5～8ターン。ここにボス）
　　　　 ↓
(12)竜宮城祭具殿（攻略必要なし）

 

(6) 難破船前方甲板
 　　　　↓
(7) 難破船内部
 　　　　↓
(9) 難破船後方甲板

Close